不動産という投資方法

 資取引は、資産を運用するためなどの理由で主に行われることになるのですが、その最たるものは、やはり不動産投資という事になるのではないでしょうか。

不動産とは土地や建物などの資産のことを指し、これを購入しそこから利益を得ていこうというものが、不動産投資という事になります。

この不動産投資を行うためには、大きな資金力と長い時間と膨大な知識などが必要であり、手間がかかることも多いのですが、その分、成功した時の利益も大きく、また社会的な意義があり、競合相手も少ないといった利点もあるのです。

不動産を利用した投資方法は、現在の所は大きく分けて二つあり、一つは昔からある現物投資と呼ばれる方法で、こちらは実際に不動産を買ってそこから利益を得たり、転売などを行って利益を得ていく方法になります。

もう一つは、不動産投資信託に資金を投じるもので、最近では「REIT/リート(Real Estate Investment Trust)」と呼ばれています。

このREITを利用した投資取引では、現物投資のように実際に不動産を購入することはありません。
REITは他の投資信託と同じように、投資に参加する人たちの資産を取りまとめて運用が行われ、賃貸事業へ資金の投資を行い、それを運営維持していくことでそこから賃貸による家賃収入を得て分配をしていく金融商品になります。

投資信託であるREITでは、投資家は資金を取引業者に預けるだけで、基本的には、他には何もすることがありません。
また、必然的に複数の投資先へ分散して資金を預けることになるため、リスクの軽減を図ることができるために、気軽に安全に行える不動産投資として、現在人気を集めています。

現物投資の場合には、REITより資金も時間も大きく必要になりますが、不動産という物自体を手に入れる事になりますので、よほどの事がない限り価値がなくなってしまうような事はなく、また、土地などの場合には限りのある資産という事になるため、都市部や利便のある場所であれば、その土地を求めようとする競争力が上がるため、その土地の価値も高まっていく事になります。

不動産を売却する事で利益を得る事ができますが、その場合には税金というコストがかかるために注意が必要です。
この税金は譲渡所得税と呼ばれており、その土地を所有していた期間が5年内であったか、5年以上であったのかでも税率が大きく異なり、不動産の価値を大きく左右する事になりますので、よく確認をしておく必要があるでしょう。

また、東京、大阪、名古屋の三大都市部においては、近年は土地の価格が揃って上昇を見せています。
このように都市部であるのか、農村部であるのか、地域の利便性や土地開発の動向、また近年では、洪水や土砂崩れ、地震による土壌の液状化などの、その土地のそのものの地学的なリスクによっても、土地の価格が大きく変わるために、こうした点も気にかけておく事をお勧めします。

また、近年では海外からの観光客の増加に伴いホテルなどの建設などで、観光地の土地が高騰したり、また2020年の東京オリンピックの開催の決定で、都心も地価の高騰が見られています。

不動産での現物投資を考えるのであれば、こうした社会状況などの変化に合わせた視野が必要になり、また、投資に時間がかかることもあり、より未来を見据えた投資感覚が求められるのです。